obniz

オフィスの出退勤管理や社員の位置情報管理、倉庫・資材庫での製品の位置管理、設備の稼働状況や施設内の混雑状況の監視など、様々なシーンで利活用できる屋内位置情報サービス「obniz」について紹介しています。

優れたセキュリティ性とメンテナンス性を持つサービスなので、自社IoT機器を強化したい方はぜひ参考にしてください。

obnizの特徴

測位方法と利用シーン

  • 測位方法:ビーコン、Wi-Fi等
  • 利用シーン:倉庫・資材庫、出退勤管理・社内位置情報管理、設備稼働状況の監視、混雑監視

ビーコン方式による
屋内位置測位の仕組みを見る

管理・セキュリティの体制が整っているためソフトウェア開発に集中できる

BLEビーコンやBluetoothを利用した測位方式で屋内位置情報の取得・施設管理が可能に。クラウド上のプログラムから各種操作や管理を行えます。

必要なのは専用デバイスとobnizOSのみ。専用デバイスには既存の装置・機器とクラウドを繋ぐ役割があり、端子のオン・オフに加えて、BLE・UART・SPI・I2Cなどの様々な電子装置をインターネットから操作できます。

また優れたセキュリティ性を持っているのも特徴です。IoTではセキュリティの脆弱性が問題視されることがありますが、obnizのデバイスを採用すれば少ないプロセスでその問題点のクリアが期待できます。

このように、IoTの利用に必要な管理機能やセキュリティ体制が整っているので、ユーザーは集中してソフトウェアの開発に臨めるでしょう。

クラウド上で制御できるので利便性が高い

設置するデバイスの位置や担当センサにおいてもクラウド上でコントロール可能です。新規デバイスに切り替えた際もサーバー上で情報を更新すれば即座に使えるため、高い利便性を発揮します。

万が一デバイスに問題が発生しても、数台のみ別動作を行わせることが可能です。なので、問題が大きくなる前に対処できるでしょう。

またWeb電話やSMS、Amazon Kinesisなど、多様なWebシステムとの自由度の高い連携により、既存のサービスを変更せずにobnizを導入できます。

他にも、ドアセンサや温度センサなどから読み取ったセンサ値の送信にも対応しており、通信しながらスキャンできるのでリアルタイムデータを取得可能です。

このようにメンテナンス性や拡張性の高さがobniz導入の決め手になることもあるでしょう。

専用アプリを使わず設定できる

屋内位置情報サービスのほとんどは、専用アプリのインストールが必要になります。しかし、obnizはアプリをインストールしなくても使用できるうえ、PCだけでなくスマホやタブレットからも設定が可能です。

必要なのはWi-Fiにつながる端末のみで、USBやSDも一切不要。エンドユーザーでも簡単に設定できるため、物品を送れば完了というのも魅力的です。

obnizの導入事例

要介護者を遠隔監視

obniz BLE/Wi-Fiゲートウェイを使用し、各種センサ(照度・ドア開閉・室温など)とBLE機器を連携。

スマートフォンやタブレットを利用して位置情報やバイタルサインを確認したり、アラート条件を整えてその条件を満たさなかった場合にメールで警告したりと、生命維持活動を手助けしています。

※参照元: 株式会社obniz公式HP[PDF](https://blog.obniz.com/wp-content/uploads/2020/12/20201218_telemedEASE_pressrelease.pdf)

ホテル利用者の感染症予防

取得したデータをもとに、大浴場やレストランの混雑状況をチェック可能に。Webブラウザから確認できるので、ホテル利用者自身で混雑状況を把握し、3密を回避できます。

データの転送やメンテナンス性の向上の観点からobnizを採用したそうです。

※参照元:株式会社obniz公式HP(https://blog.obniz.com/case/hishino-airstatus-with-obniz.html)

シンプルな操作で利便性を向上

既存サービスでは、位置情報をスマートフォンアプリ経由で専用デバイスにダウンロードする必要がありました。

しかし、obnizBLE/Wi-Fiゲートウェイを導入したことにより、位置情報が直接専用デバイスにダウンロードできるように。ユーザー自身の操作が必要なくなり、利便性の向上に繋がりました。

※参照元:株式会社obniz公式HP(https://blog.obniz.com/case/reduce-development-time-using-obniz.html)

obnizの費用

obniz BLE/Wi-Fiゲートウェイ 10,780円
obniz Location Kit 77,000円
obniz BLE Stick 4,400円/1台~
obnizBLE/LTE(encored) 21,780円
AK-030 LTE Cat.M1 USB Dongle 24,800円

※上記の価格・費用はすべて税込みです。

※参照元:株式会社obniz公式HP(https://obniz.com/ja/products/ble-gateway)

2024年1月23日時点で、費用ページが確認できなくなっています。

obnizのその他の特徴

Obnizにはその他にもさまざまな特徴あります。ユーザーの「あったらいいな」を実現しているので、内容を押さえておきましょう。

開発ボードも取り扱っている

Wi-Fiも部品も簡単接続

Obnizでは石鹸サイズのコンパクトな開発ボードを採用しています。小ぶりのため作りも非常にシンプルで、見ただけでどこに何を接続すれば良いかが分かるでしょう。特に、12個あるIOに関しては、センサーやモーターを直接接続できる設計となっており、はんだ付けなどの複雑な作業は一切必要としません。

また、Wi-Fiもボード単体で接続できます。専門知識がなくてもスムーズに接続できるので、ネットワークやクラウドなどに詳しくない人でも安心できるでしょう。

ショート・故障防止システムを搭載

どんな機械も負荷をかけ過ぎるのは、ショートや故障の原因となります。Obnizでは、モーターへの負荷が高まった段階で自動的に電流をストップする機能を搭載。過電流・過熱保護回路を内蔵しているため、比較的安全に作業を行うことが可能です。

また、12個あるIOすべてにモータードライバを搭載しており、温度センサーやカメラなど100種類を超えるセンターやモーターを直接接続できます。アダプタでつなぐ必要がないなど、負荷がかかりにくい設計です。

ブラウザ上で操作を完結できる

専用アプリをインストールせずとも、ブラウザ上でプログラミングできるのがobnizを利用するメリットです。専用アプリだけでなく開発環境の構築も不要で、インターネットに接続できる端末であればいつでも・どこでも操作できます。

なお、プログラミングはJavaScript/Node.jsを採用しており、機械学習やデータベース、Webなど多種多様なハードウェアならびにテクノロジーと連携可能です。クラウド機能も充実しており、オンラインエディタやサーバレスイベントといったシステムを無料で使用できます。

ブロックプログラムでどんなシステムも簡単実装

オンライン上に用意されているソフトは、ブロックプログラムエディタを採用しています。構築に必要なブロックを並べるだけで簡単にシステムを構築できるため、開発に自信がない人でもスムーズに操作できるでしょう。もちろん、「ボタンを押したらロボットが前進する」などの高度なプログラムも自由自在です。

後付けで遠隔制御を追加できる

obnizでは、高品質なサービスを長期的に提供できるよう、後付け製品を使った遠隔制御を用意しています。遠隔制御では、データ収集による故障の予測や原因追跡、obniz導入初期の接続サポートなどが可能です。

追加方法としては、低コストな無線モジュールの利用はもちろん、機器ごとに適した装置の提案も受け付けています。そのため、「まずは簡単な配線によるデータ収集から行い、後からチップ単位による本格実装へ移行したい」などの要望にも応えてもらえるでしょう。

obnizの企業情報

企業名 株式会社 obniz
所在地 東京都豊島区南池袋2-28-14 大和証券池袋ビル7F
電話番号 要問合せ
メールアドレス 要問合せ
公式HP https://obniz.com/ja/
屋内位置情報サービスを活用する
主なシーン必要な機能

屋内で人や物の位置を計測できる屋内位置情報サービスは、オフィスや工場、倉庫、施設、病院、地下街、商業施設など利用シーンは様々。ここでは代表的なシーンとして、オフィス、工場、公共機関や大型商業施設での必要な機能を紹介します。

オフィスでの
フリーアドレスなら
【Beacapp Here】

引用元:公式HP
https://jp.beacapp-here.com/

特徴

①導入No.1かつユーザー数No.1
②オフィスにビーコンを設置するだけで、スマホで簡単に利用

工場での
生産性向上なら
【Ubisense】

引用元:公式HP
https://ubisense.jp/

特徴

①3D位置の追跡
②センチメートルレベルの精度の高さ

公共機関や大型商業施設での
防災対策なら
【B Catch Now】

引用元:公式HP
https://www.nittan.com/houjin/bcatchnow/index.html

特徴

①火災状況の把握
②SOSボタンにより緊急連絡先の表示

※選定条件:
2022年4月1日時点のGoogleで「屋内位置情報サービス」および「位置情報サービス」で検索して表示された屋内の位置情報を提供するサービスを調査。

  • Beacapp Here…空きスペース検索、ホテリング機能(ともにオプション)があり、オフィス屋内位置情報サービスでのユーザー数No.1(※)の会社。
    ※参照元:Beacapp Here公式HP(https://jp.beacapp-here.com/)2018年12月~2021年11月時点での累積数
  • Ubisense…さらに自社開発または海外製ツールの専属販売代理店契約を結んでいる26の屋内位置情報サービスの中から、15cmまでの精密な位置測位が可能であり、1秒あたり数千回の位置更新を行う高リアルタイム計測が可能な会社。
  • B Catch Now…さらに自社開発または海外製ツールの専属販売代理店契約を結んでいる26の屋内位置情報サービスの中から、火災の発生源を特定でき、逃げ遅れた人の所在を表示することができる会社。