EXHospital

EXHospital (エクスホスピタル)は、医療従事者の位置情報や各種センサー情報を収集する、医療用屋内位置情報測位システムです。ここでは、特徴や導入事例、費用などの情報をまとめて紹介します。

EXHospitalの特徴

測位方法と利用シーン

  • 測位方法:ビーコン
  • 利用シーン:病院・介護施設

ビーコン方式による
屋内位置測位の仕組みを見る

病院を見える化することで業務効率を図る

病院内の各所に設置されたBLE送受信機であるEXBeaconと、医療従事者が携帯するスマートフォンやBLEタグといった発信機が交信して、医療従事者等の位置を表示。リアルタイムで、病院マップ上に誰がどこにいるのか把握できます。

患者に装着すれば徘徊検知もでき、医療機器につければ場所の把握も可能に。移動効率だけでなく、患者さんの危険を察知することにも繋がるでしょう。

医療従事者のセンサー情報を収集することで自動勤怠管理が可能

EXHospitalは労働時間を正確に自動収集するサービスのため、打刻は不要。在院時間と場所などの勤怠状況が、スマホのダッシュボードに表示されデータ出力できるだけでなく、病院の勤怠システムにAPI連携させることも可能です。

また、収集されたデータをもとに行動分析を行うことで、外来や待合など院内エリアの混雑度をダッシュボードにリアルタイム表示。誰と誰が、いつ、どこで交流したかを見える化し、交流分析ができます。

EXHospitalの機能

EXHospitalは、病院の煩雑な各種事務作業にIoTインフラを導入することによる働き方改革への対応や作業効率の向上を目的とした屋内位置情報サービスです。

ビーコン勤怠管理を利用可能

EXHospitalの特徴的なシステムとして、ビーコン勤怠管理システムがあります。これは、Dr.JOY社が開発したビーコンを使って自動打刻を行うシステムです。詳細な勤怠管理メニューで勤怠管理ができるだけでなく、管理系システムとの連動も可能なので医療事務の時間的、人的負担を大幅に軽減できます。

所在管理

病院やクリニックなどの医療施設の中ではたくさんのスタッフがあちこちで働いています。EXHospitalの所在管理システムなら、誰がどこにいるのかを病院マップ内にリアルタイムで表示。リストからの検索も可能なので人探しの手間が省けます。

危険エリアの検知

医療施設内から患者さんが無断で外出することを防ぐのに便利なのが、危険エリアの検知システム。患者さんやスタッフにタグを配布することで、危険エリアに侵入すると即時メールやダッシュボードなどで知らせてくれるシステムです。

IoTインフラ導入でサービス拡張

IoTインフラの導入による大きなメリットは、複数のシステムを入れなくても単一のシステムの導入でサービスの拡張が可能になるという点です。

必要になるたびに新しいシステムを導入するのではなく、最初から必要になるであろう機能に合わせたサービス内容やオプションを選択することで、ワンプラットフォームで幅広い業務に対応できるようになります。

EXHospitalのサービス内容は、勤怠管理、所在管理、混雑度管理など多岐にわたるので、その中から必要な機能をピックアップして追加するといいでしょう。

院内のシステムと連携可能

EXHospitalの大きな特徴のひとつが、すでに院内で運用されているシステムとの連携が可能である点です。

院内基幹システム(HIS)をはじめとする各診療部門別システムやそれに接続された医療機器と連携することで、HISや各診療部門別システムに対して必要な情報を随時提供するほか、医療支援サービスや蓄積された情報の分析などが可能です。

EXHospitalの導入事例

介護施設従業員のストレス度などを収集して業務改善に活用

大手介護サービス会社では、EXBeaconとスマホによるバイタルセンサー情報を利用し、介護施設従業員のストレス度などのバイタル情報を収集・分析。利用者への暴行事故や、従業員の離職を抑制するなどの業務改善に活用しています。

※参照元:株式会社WHERE公式HP(https://where123.jp/solutions/hospital/)

全館の高額医療機器の所在をリアルタイム把握

台湾総合病院では、EXBeaconプラットフォームを導入。EXBeaconとスマホによって、高額医療機器が病棟のどこに移動したのかリアルタイムで把握でき、機器の移動も追跡しています。

※参照元:株式会社WHERE公式HP(https://where123.jp/solutions/hospital/)

スケジュールの可視化で看護業務を効率化

順天堂医院とソフトバンク株式会社は、スマートホスピタル実証実験のためにEXBeaconプラットフォームを導入。看護師のスケジュールやタスク内容、位置等を可視化することで、看護業務の円滑な連携や最適な人員配置を図っています

※参照元:株式会社WHERE公式HP(https://where123.jp/solutions/hospital/)

EXHospitalの費用

公式HPに記載がありませんでした。※2023年9月26日時点の情報

EXHospitalの企業情報

企業名 株式会社WHERE
所在地 東京都千代田区紀尾井町3-29 紀尾井町アークビル
電話番号 03-6261-5722
メールアドレス info@where123.jp
公式HP https://where123.jp/
屋内位置情報サービスを活用する
主なシーン必要な機能

屋内で人や物の位置を計測できる屋内位置情報サービスは、オフィスや工場、倉庫、施設、病院、地下街、商業施設など利用シーンは様々。ここでは代表的なシーンとして、オフィス、工場、公共機関や大型商業施設での必要な機能を紹介します。

オフィスでの
フリーアドレスなら
【Beacapp Here】

引用元:公式HP
https://jp.beacapp-here.com/

特徴

①導入No.1かつユーザー数No.1
②オフィスにビーコンを設置するだけで、スマホで簡単に利用

工場での
生産性向上なら
【Ubisense】

引用元:公式HP
https://ubisense.jp/

特徴

①3D位置の追跡
②センチメートルレベルの精度の高さ

公共機関や大型商業施設での
防災対策なら
【B Catch Now】

引用元:公式HP
https://www.nittan.com/houjin/bcatchnow/index.html

特徴

①火災状況の把握
②SOSボタンにより緊急連絡先の表示

※選定条件:
2022年4月1日時点のGoogleで「屋内位置情報サービス」および「位置情報サービス」で検索して表示された屋内の位置情報を提供するサービスを調査。

  • Beacapp Here…空きスペース検索、ホテリング機能(ともにオプション)があり、オフィス屋内位置情報サービスでのユーザー数No.1(※)の会社。
    ※参照元:Beacapp Here公式HP(https://jp.beacapp-here.com/)2018年12月~2021年11月時点での累積数
  • Ubisense…さらに自社開発または海外製ツールの専属販売代理店契約を結んでいる26の屋内位置情報サービスの中から、15cmまでの精密な位置測位が可能であり、1秒あたり数千回の位置更新を行う高リアルタイム計測が可能な会社。
  • B Catch Now…さらに自社開発または海外製ツールの専属販売代理店契約を結んでいる26の屋内位置情報サービスの中から、火災の発生源を特定でき、逃げ遅れた人の所在を表示することができる会社。