Suwary

座席管理システムのSuwary(スワリー)は、オフィスや大学図書館など、座席の予約を通してスペースの有効活用を促進しています。

ここではSuwaryのサービスの特徴や導入事例についてまとめました。社員を探す手間を省きたい人や、フリーアドレスの着席・空席情報をリアルタイムで知りたい人は、ぜひ参考にしてください。

Suwaryの特徴

測位方法と利用シーン

  • 測位方法:Beacon
  • 利用シーン:オフィス

ビーコン方式による
屋内位置測位の仕組みを見る

シンプルな管理画面により誰でも簡単に操作可能

Suwaryを利用する際に必要な準備は、ペーパービーコンの貼付とデスク情報の登録です。

ペーパービーコンと呼ばれる薄型ビーコンは、デスクの裏に両面テープで貼り付けて利用します。すると、表面数cm上に強い電波が発生し、位置情報の取得が可能に。既存デスクを傷つけずに簡単にIoT化できます。

デスク情報の登録においては、初回のみ必要です。UIに優れた管理画面から、座席番号・予約時間などのデスク情報や、ユーザー情報、フロアマップなどを入力。これらは自由に編集や削除が可能です。デスクのレイアウト変更時も簡単に差し替えできますし、ユーザー登録も容易なので人員の増減に柔軟に対応できます。

さらに時間帯や座席ごと、社員ごとの座席の利用状況をグラフで表示。これを分析・解析することで、オフィスの改善を行えるでしょう。

充実した予約機能で空席リスクを解消

Suwaryの座席予約機能では、3ヶ月先まで空席確認・予約可能です。そのため、計画的な出社ができるようになり、空席の検索や確保などの無駄な時間を削減します。

3ヶ月も先だと予約日時を忘れてしまうことも。ですが、Suwaryではプッシュ通知により座席利用に関する情報を送出しているので時間を忘れる心配がありません。

万が一予約時間を一定時間経過した場合、自動キャンセルとなるのもポイントです。チェックアウトにおいても、GPSにより一定時間デスクから離れたらシステムが自動チェックアウトを行います。

このような、キャンセル・チェックアウトの自動化により、空き予約といった無駄を解消し、効率的なスペース活用が可能に。ひいては生産性アップに繋がるでしょう。

また社員の位置情報を取得できるので、人を探す時間を短縮して、スムーズなコミュニケーションを促進します。

Suwaryの導入事例

座席の予約がスムーズに

導入前の課題

図書館にSuwaryを導入した事例です。神奈川大学内の図書館には窓に近く見晴らしの良い席やグループで利用できるソファ席などの「人気席」があり、人気席で勉強や作業をしたい学生が多くいました。

当初、図書館は人気席を「早いもの勝ち」で運用していましたが、しばらくすると人気席を確保するための行列ができはじめます。ついに雨の日も寒い日も順番待ちの列が絶えないようになり、行列の解消が課題となっていました。

また、コロナ禍だったこともあり、図書館内での密を避ける管理も求められていました。

ピーク時には一時的な入館制限も行っていましたが、混雑度を把握するためのセンサーを導入するとコストがかかりすぎてしまうことから、混雑管理が先送りになっていました。

導入のきっかけ

人気席の順番待ちやコロナ禍での3密回避に課題を抱えていた中で行われた図書館の改修工事計画。改修工事における課題をSuwaryを運用しているプラスに相談したところ、たまたまWebサイトでSuwaryの案内を図書館管理の担当者が見つけました。

担当者が調べていくうちに、Suwaryならこれまでの課題を解決できるのではないかと考え、導入を検討したと言います。

導入の決め手

導入検討の材料としてプラスの担当者にデモ機を依頼し、実際に使ってみたところ、Suwaryは導入に必要なペーパービーコンがコンパクトで目立たないこと、見積もりのトータルコストが想定よりも低いことが分かりました。

Suwaryのシステムについて当初は全く認知していませんでしたが、調べるうちに何社も導入事例があった点や大学の図書館での検討事例もあったことを知りました。

何よりも、座席確保のために雨の日や寒い日も図書館の外で並んでいた学生たちに充実した施設を提供したいという思いから、導入を決めたと言います。

導入後

Suwaryは、アプリをダウンロードすれば、使い方に慣れていない人もすぐに使えるようになる操作のしやすさから、すぐに学生たちに浸透しました。今では人気席に並ばずアプリで予約できるようになり、開館前の行列や密集も解消されています。

使い方が分からない学生のためにしばらくは説明対応が必要かと考えていたそうですが、図書館の入口に予約システムの案内を掲示するだけで、説明不要で皆が予約できていたといいます。

新入生にもアプリの存在とダウンロードの仕方について説明しただけで理解を得られ、難なく使いこなしているようです。

誰でも直感的な操作ができフォローの手間が少ない点は、Suwaryを導入してはじめて分かったメリットだと言います。

※参照元:PLUS事例紹介「神奈川大学図書館 様 Suwary導入インタビュー」 (https://kagu.plus.co.jp/case-studies/174/

Suwaryの費用

公式HPに記載がありませんでした。

顧客ごとに料金を提案

Suwaryは、顧客の利用環境に合わせた価格を提案しています。利用予定の人数を伝えると概算の費用を算出してくれます。

Suwaryの企業情報

企業名 プラス株式会社
所在地 東京都港区虎ノ門4-1-28 虎ノ門タワーズオフィス12F
電話番号 03-5860-7000
メールアドレス 要問合せ
公式HP https://www.plus.co.jp/

オフィス向け屋内位置
情報サービス3選

オフィスにおけるニーズ別に3つのサービスをピックアプして紹介しています。

フリーアドレス・テレワーク管理

働いている場所と座席を管理し
費用を抑えて導入
したい

Beacapp Here

Beacapp Hereキャプチャ
画像引用元:株式会社ビーキャップ公式HP(https://jp.beacapp-here.com/)
特徴
  • 携帯アプリでメンバーの場所を把握しやすく、スペース利用時もリアルタイムで位置確認可能。
  • 所在地把握・スペース予約機能のみに絞られているため、費用を抑えやすい。
施設利用分析

オフィスがどう使われているか
施設利用の分析
したい

EXOffice

Beacapp Hereキャプチャ
画像引用元:EXOffice公式HP(https://exoffice.where123.jp//)
特徴
  • 従業員同士の接触・交流など、拠点や組織別に数千人規模のデータを取り扱うことが可能。
  • エリア別滞在時間の自動分析によりオフィスの利用状況を把握し、レイアウト変更にも活かせる。
業務効率化

社員の生産性・集中力などの
データを管理

GISTA

Beacapp Hereキャプチャ
画像引用元:GISTA公式HP(https://geocreates.net/gista-lp/)
特徴
  • 専用アプリで時間別のタスク集中度グラフを確認でき、いつ休憩を取るのが最も良いかなど、社員の生産性向上に活用できる。
  • 集中度・生産性のデータを前日や前月と比較でき、フリーアドレスのどの席が自分に合っているかが分かる。