unerry

株式会社unerryが提供する位置情報サービス「unerry」を利用することで、人流データの見える化とそれを基にした適切な解析が可能です。これにより、人々の日常行動の傾向や来訪目的などを推計できます。

様々なシーンに導入することで、観光地の周遊の促進、商業施設の集客など、訪問者に対して多角的にアプローチできるでしょう。

ここではunerryの特徴や導入事例についてまとめています。自社ニーズに合った位置情報サービスをお探しの方は、ぜひ参考にしてください。

unerryの特徴

測位方法と利用シーン

  • 測位方法:GPS、ビーコン
  • 利用シーン:オフィス、施設、店舗

ビーコン方式による
屋内位置測位の仕組みを見る

人口流動の解析で利用者のアクションを促進

ビーコンやIoTセンサにより、施設内の人流ビッグデータをAI解析します。

具体的には以下のような分析が可能です。

  • 基礎属性(デモグラフィック・居住地・勤務地)
  • 行動分析(行動DNA分析・相関スポット・期間内行動)
  • 店舗分析(来客頻度分析・競合分析・来店前後の行動)

このように場所・消費者を多角的に調査できるので、商業施設で消費者へのアプローチ方法の検討や、環境事業者のエリア分析、自治体の街づくりなど、様々なシーンで利用できます。

働き方が多様化する現代、人々の行動も多角的に見つめることが大切です。なので、蓄積されたデータをもとに、人々の行動を分析できる「unerry」のような位置情報サービスは重宝します。

商業施設内だけでなく、オフィスやレストランなどの従業員の動線の効率化を図ることもできるでしょう。

分析データを利用して人流の分散などの施策が可能

分析により得た情報を駆使した施策の実施が可能です。

例えば、観光者におすすめのスポットを配信して立ち寄りを促したり、渋滞発生源のエリア発見を手助けして人流分散を行ったりなど、感染症対策に配慮しながら、観光地の集客や回遊を促進できます。

また実施した施策によってどのくらいの人が来訪したのか、という行動の変容についての効果測定も可能。改善に改善を重ねて、より効果的な施策の実施に役立てられます。

unerryの導入事例

観光地での渋滞問題を解消

箱根の観光地経営の課題と言える交通渋滞の問題にunerryを導入しました。

unerryのGPSやビーコンを使用して来訪者の位置情報を取得。性別・年齢・移動手段・居住地などのデータを推計分析したそうです。

これらのデータを分析した結果の来訪者像と観光需要の状況、渋滞・混雑状況を照らし合わせて、渋滞の原因になり得る行動データを探っていきました。

その結果、交通量の多い地点とそうでない地点の把握に成功。どのように来訪者の満足度・周遊性を高められるかの施策の検討ステップに移行しました。

そして、来訪する時間帯にバラツキをもたせることが大切であることに至り、夕方から渋滞が頻発する地域の近隣入浴施設と連携。割引クーポンの提供を行って夜までの滞在を促し、渋滞の緩和を図っています。

※参照元:株式会社unerry公式HP(https://www.unerry.co.jp/case/hakonedmo/)

unerryの費用

公式HPに記載がありませんでした。

unerryが提供しているサービス

unerryは、他にも位置情報技術を応用したさまざまなサービスを提供しています。

ショッパーみえーる

顧客の来店計測に基づき、商圏での競合店舗とのシェア比較や来店客の属性、来店客の細かな行動や嗜好を見える化するサービスです。

スーパーやドラッグストア、チェーン業態での集客やDX化に向けた対策に向いています。ショッパーみえーるを活用すると、顧客のインサイトや店舗が抱える課題を、客観的なデータに基づいて発見できるようになります。自店舗だけでなく、競合店舗の来店傾向も把握できるので、利益向上のための具体的な施策の立案や効果計測が可能です。

カスタマイズ混雑マップ

店舗やイベント会場などの曜日や時間帯別の混雑状況を、AIが「混雑」「通常」「閑散」の3段階で推定して可視化するサービスです。AIで自動推定されたデータは自社・自店舗のWebサイトやアプリに好みのデザインで実装・掲載できるようになっており、施設の駐車場の混雑状況など、ニーズに合わせたお知らせを表示できます。

混雑を避けた曜日・時間帯の来店や計画的な外出の参考になるため、顧客と従業員の双方に役立ちます。

Beacon Bank AD

来訪する可能性が高そうなターゲットに対し、タイミングや場所を見極めてリアルタイムのプッシュ広告やSNS広告を配信するサービスです。

行動ビッグデータをもとに、常に変化する人流を捉えてAIが解析しているため、来訪可能性の高いターゲットを発見して適切なタイミングで配信を行えるようになります。広告を打てるのは、消費者が普段の生活の中で見ているSNSや場所に応じたコンテンツ。配信を自由に組み合わせることによって、広告効果の向上を目指せます。

リアル行動データ可視化・分析

人流ビッグデータをAI解析して、人の回遊や滞留、競合店舗への来訪、日常行動傾向などを発見できるサービスです。屋外はGPS、施設内はビーコンやIoTセンサーなどを使って計測が使われており、商業施設の商圏エリアや消費者行動の分析や、観光地などのエリア分析、自治体や省庁の街づくりなど、さまざまな分野に応用できます。

解析された結果は、集客や回遊を促す広告配信などのマーケティング施策と連動できます。

お買物混雑マップ

日用品の買物時に、スーパーやドラッグストアなどのお店近辺の曜日や時間帯別で混雑状況を調べられるサービスです。ユーザーのスマートフォンの位置情報をもとに混雑状況がAI解析されていて、時間帯ごとに「いつもより空いている」「通常程度」「通常より混雑」の3タイプに分類されます。

見やすいマップ表示で、リアルタイムな状況を把握することができるのが特徴。自宅を出てから帰宅するまでに来訪しようとしている店舗がひと目で分かります。

unerryの企業情報

企業名 株式会社unerry
所在地 東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー15F
電話番号 要問合せ
メールアドレス 要問合せ
公式HP https://www.unerry.co.jp/

オフィス向け屋内位置
情報サービス3選

オフィスにおけるニーズ別に3つのサービスをピックアプして紹介しています。

フリーアドレス・テレワーク管理

働いている場所と座席を管理し
費用を抑えて導入
したい

Beacapp Here

Beacapp Hereキャプチャ
画像引用元:株式会社ビーキャップ公式HP(https://jp.beacapp-here.com/)
特徴
  • 携帯アプリでメンバーの場所を把握しやすく、スペース利用時もリアルタイムで位置確認可能。
  • 所在地把握・スペース予約機能のみに絞られているため、費用を抑えやすい。
施設利用分析

オフィスがどう使われているか
施設利用の分析
したい

EXOffice

Beacapp Hereキャプチャ
画像引用元:EXOffice公式HP(https://exoffice.where123.jp//)
特徴
  • 従業員同士の接触・交流など、拠点や組織別に数千人規模のデータを取り扱うことが可能。
  • エリア別滞在時間の自動分析によりオフィスの利用状況を把握し、レイアウト変更にも活かせる。
業務効率化

社員の生産性・集中力などの
データを管理

GISTA

Beacapp Hereキャプチャ
画像引用元:GISTA公式HP(https://geocreates.net/gista-lp/)
特徴
  • 専用アプリで時間別のタスク集中度グラフを確認でき、いつ休憩を取るのが最も良いかなど、社員の生産性向上に活用できる。
  • 集中度・生産性のデータを前日や前月と比較でき、フリーアドレスのどの席が自分に合っているかが分かる。